ドン、目の前にジョッキが置かれる。ビール持ってこいの合図だ。私は紹興酒を呑んでいた。中華料理店で閉店後、皆でまかないを食べるのだ。お前にビールを汲んでくるのはバイト代に入っているのか？何も言わず黙々と嫌な顔を見せ続け、やめさせるのに一ヵ月はかかった。ちゃんとした社員さんは時々美味しい老酒を呑ませてくれた。パンツの為一時間歩き続けた先に待っていた音更道の駅。２階の中華店で思い出しながら呑んでいたら小瓶だけど２本も呑んでいた、昼なのに。やはり食事には１５度前後の酒が合う気がする。たまに作る料理長のまかない、白身魚のチリソースをいまだに覚えているのはなぜなのか？しかし厨房にオーダーを通す時中国語じゃないと無視される。古き良き上下関係の話。シーフー二名様スタートします。スタートは英語でいいんだね。